くるき亭は腕時計をどのようにデザインしているのでしょうか?
ここでは、くるき亭の時計作りのデザインについて、ご紹介いたします。
「元々、時計って、いったい、何?」
「なぜ、腕時計は、こんなカタチなの?」
くるき亭の時計づくりは、まず、このような問いから始まります。
くるき亭は「腕時計屋さん」と良く言われますが、私たちはあまりそのような意識を持ったことはありません。
「腕時計」というモノよりもむしろ、「腕に着けるものに、時計がくっついている」モノを作っているような気持ちです。
すでに完成されている時計というものを一度、根底からとらえなおし、
「腕時計だから、このようなカタチである必要がある。」
「ベルトは、このように留めなくては駄目だ。」
「時計の本体に一番求めるものは強度だ。」
など一般の腕時計に求められることから、一度、自由になることからしか生まれない時計を作りたい、くるき亭ではそう思っています。
とはいうものの、時計の性能は大丈夫?という方はこちらを是非ご覧ください。
「ここはこうしなくてはいけないよ。」
「ここはこれを使う必要があるんだ。」
おそらく、どんなことにでも、そのような先達の試行錯誤の結果、得ることの出来た決まり事や技術、方法論があると思います。
もちろん、時計づくりにもそのような先達の知恵がたくさんあり、それらを紐解く度に、よくぞここまでと驚くと共に、頭が下がる思いでいっぱいです。
当然、時計づくりを行うに当たっては、そのような知恵をしっかりと身につけ、時計づくりに活かしていく必要があると痛感しています。
しかしながら、そのような時計の製作は、他のメーカー様がしっかりと行ってくださり、毎日、本当に素敵な時計達がたくさん生み出されています。
そこで、くるき亭では、もちろん技術や決まり事を知ることは非常に大事ですけれども、その意味や意義までもしっかりと考え、それが出来るときには、あえてその決まり事や技術などを崩してみることも行っていきたいと考えています。
「なんか変な感じだけど、いいんじゃない?」
「まあ、こんな時計も面白いかな?」
そんな腕時計を作るメーカーがひとつくらいあってもいいかなと、くるき亭は思っています。
いくら何でも着けにくいのは困るよ、という方は是非こちらをご覧ください。
時計のデザインにあたって、くるき亭で今や一番重視されていると言っても過言ではないのが、この「WA!!開発」です。
スケッチブックに手描きする、イラストソフトでデザインする、CADソフトで設計を考えるなどなど、どんな方法でも、アイデアは無数に沸いてきます。
また、時計づくりを行っていると、
「この時計のここをちょっとだけ変えて出してみたい」
「あの時計のシリーズでこういうのを出してみたい」
というような欲望も起こってきます。
そうなってきますと、結果として、「どんな時計もつまらなく」なっていってしまいます。
そこで、くるき亭では、お客様が時計を見たときに「かわいい」「かっこいい」だけでなく、
「わあ!」「何これ!」「おお!」といったような反応がある時計のみを作ることにしよう、と考えました。
そして、そのことを、「WA!!開発」と名付け、日々上がってくるデザインを、「WA!!か否か?」の基準で判断しています。
くるき亭では、この「WA!!開発」が出来なくなったとき、くるき亭はその使命を終えるだろう・・・と言われています。
(たまに新作がなかなか出てこない時は、この「WA!!開発」に値するモノがないんだな・・・と思ってくださってほぼ間違いありません。)
次は、手作りで行う時計のデザインについての紹介です。