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Classica :シンプルでアンティークな腕時計

「Classica :シンプルでアンティークな腕時計」

この「Classica」という時計は、「ものすごくシンプルな時計を作りたい」という思いから生まれた腕時計です。
くるき亭の時計は個性的なデザインが多いので、逆にすごくシンプルな時計を作ろうと思ったのがきっかけです。
ただ、「なるべくシンプルに」といっても「なるべく普通に」ではあまり面白くないので、「シンプルに見えるけど、隠し味が入っている」というような時計を目指しました。
今では、「Classica Carta」シリーズや「レディース」等の派生商品も出ている私たちの代表作品の1つに育ちました。

Planning :この時計の着想・企画・構想

今回は、いつもとは逆に、「すごくシンプルな時計」を

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実は、くるき亭のはじめの頃に、「普通の時計」という題名の時計がありました。

本当にシンプルな普通の時計で、なかなか人気だったのですが、普通の時計は作っていてあまり面白くないということもあって、販売終了となっていました。

しかし、それ以来、気づけば、ちょっと変わった時計ばかり。

それはそれで楽しかったのですが、たまには「シンプルなものを作りたいな」というような気持ちになりました。

そこで、今の自分達で、あの「普通の時計」を作ろうと思ったのが、この「Classica」シリーズのはじまりです。

Rough design :時計のラフデザイン

シンプルでも愛着の持てる「隠し味」を

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シンプルな時計のラフデザインは本当に簡単です。
でも、いくらシンプルとはいっても、やっぱり、「何らかの味」や「雰囲気」は出てしまいますし、出さなくてはいけません。

また、「シンプル」とはいっても「隠し味を入れる」という企みがあったので、その隠し味のテーマを探すのに、ちょっと時間がかかりました。

「シンプルなものは飽きが来ない」とはいいますが、「ちょっと特徴がないと愛せない」という面もありますので、「一見シンプルでも、じっくり見たら楽しめる」というような持つ人が愛着を持てるようなデザインにしたいなと考えました。

ということで、まずは、テーマを決めることになり、気難しそうな「アンティークのお店の主人」の腕時計というイメージと、私たちの構成要素でもある「日本」「ハンドメイド」というような面を入れようと決めました。

Design :時計のデザイン・設計

「文字盤を湾曲させる」「勾玉モチーフの取っ手部分」など、
飽きのこない工夫を随所に

Classica:シンプルでアンティークな腕時計

シンプルな時計は、「ラフデザイン」は簡単ですが、実際にモノをつくる段階の「デザイン」となると、逆に難しくなります。

余白はどの程度取るのかというようなバランスが、ゴチャゴチャしたデザインよりも大事になりますし、ちょっとした要素で印象が変わってしまいます。
また、シンプルなだけに、バランスの悪いところや失敗が目立つということもあります。
ラフデザインのような絵では曖昧で許されたところが許されなくなってしまうからです。

決定したデザインで特筆すべきは、以下の通りです。

文字盤:
下地をゆるやかに湾曲させることにしました。
時計の中心に向かって盛り上げていくことで、シンプルなデザインでも飽きが来ないデザインになります。

また、インデックスは、ラフで描いた時の手描き文字をそのまま立体化することになりました。
ハンドスケッチの柔らかい印象になるので、アンティーク×金属の時計という硬質な印象を和らげ、見るたびに癒やされるデザインになりました。

時計本体:
ただ丸ではつまらないので、帯をつけることにしました。
時計とベルトをつなぐ取っ手部分は勾玉をモチーフにデザインすることになりました。
ここで「日本要素」をプラスしました。

レンズ:
本体を薄めに、しかし、文字盤は湾曲させるとなると、レンズに高さが必要になります。
そんな変わったレンズを採用してしまうと、レンズが目立ってしまい、「個性的な時計」になってしまいます。
シンプルな時計を目指す、この時計には合いません。
考えた結果、レンズの型を2つ用意して、「高さはあるけれども、レンズは目立たない」というデザインを実現して解決しました。

革ベルト:
あえてミシンステッチ+白色の糸の普通のベルトにしました。
でも、それでは普通過ぎるので、ベルトの穴を四角にすることで、ちょっとだけ変化をつけることにしました。

Parts Making :時計のパーツ・部品の制作

classicaのパーツ

シンプルな時計というのは、パーツだけ見ると、ちょっと頼りなく見えます。
だから、パーツがひとつずつ出来上がると、パーツだけを見て、「これ、出す必要あるかな?」という弱気も出たりします。

そんな懐疑派たちもパーツが集まってくると、意見を変えていくことになりました。

ただ、苦労したのが、やっぱりレンズで、高さを出すと、端が角ばったレンズになってしまいます。
型を削ったり、色々試した結果、デザインの箇所で先述した通り、レンズの型を2つ使うことで解決を図りましたが、この調整が難航しましたのをよく覚えています。

Assembling :時計の組み立て

classicaの時計の組み立て

シンプルな時計というのは、組み立てがシンプルで素晴らしいです。

眉間にシワを寄せることもなく、その姿が淡々と現れてきます。
内部もシンプルなので、出来上がり後の心配も少なく、安心して見ていられます。

と思って、組み立てたところ、内部の高さが足りなくて、時計が遅れてしまいました。
そこでレンズの型を何個か作り直したり、針の曲げを変更したりして、組み立てが完成しました。

Photo shooting :写真撮影

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「Classica」のページに使われている小道具ありの写真ですが、これは撮影の休憩時間に撮ったものでした。

一通り、撮影が終わって、「お茶でも飲もう」ということになって、ちょうど撮影場所にコーヒーがあって豆を挽いていた時に、カメラマンが予備のカメラをテストするというようなことで、撮っていたら、「これ、いいね」ということになりました。
そして、調子に乗って他の小道具も使って撮って・・・となり、いくつかの写真を撮りました。

小道具ありの写真は「ちょっと恥ずかしいな」と思ったのですが、このClassicaという時計の端緒のひとつでもある「アンティーク店の主人」というような印象にも合うということから、これらの写真も使うことになりました。

Release :発売〜今まで

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「Classica」は発売した日に何本か売れたというような感じだったのを覚えています。
その後も根強い人気を頂き、くるき亭の代表作品のひとつに育ちました。

ただ、この「Classica」の欠点は、「針が見づらい」ということでした。
でも、針を反対の色、この場合、白い色に変えても、ちょっと良くないのと、しばらくして紙に立体加工を施せるようになったので、「それじゃ、紙文字盤でClassicaを作ろう」と作ったのが「Carta」シリーズです。

そして、「小さいClassica」が、「Classica レディース」です。
実は、くるき亭の一人が街で女性の方がClassicaをつけているのを目撃しました。
「あの大きさを女性がつけているのがカッコよかったよ」という話だったのですが、「小さいのも作ろうか」と一応作りました。

「classica」はもう随分前に作った時計で、私たちも段々と技術が上がってきた結果、「リニューアルしたいな」と思うようになり、幾度かリニューアルをしています。
しかし、「姿は変えないで欲しい」というような声も頂いていたので、「姿を変えないで品質を上げる」ということをしなくてはならず、頭を悩ませ、様々な工夫を凝らして、リニューアルして、代々のclassicaになっています。

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