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「Kaida:カジュアルなバングルウォッチ」 少し太めのバングルが特徴的なTVドラマでも使用された腕時計

「Kaida:カジュアルなバングルウォッチ」シリーズ

カラフルで楽しくなるカラーリングのバングルウォッチ。
ゴツすぎない太めの手縫いの革バングルに、立体感のある時計のついた楽しい腕時計です。
というコンセプトになっていますが、最初は全く違う時計として生まれました。

Planning :この時計の着想・企画・構想

最初は「絵打時計」としてスタート

元々、この「Kaida」という時計は、「絵打時計」という名前でした。

そもそもの始まりが、「数字」や「ローマ数字」のようなインデックスの文字盤ばかりではなく、「洞窟の壁画のような絵や模様」を文字盤にしたらどうだろう?ということが始まりでした。
つまり、壁画のような雰囲気で、絵を単純に描くというよりは、「絵を文字盤に打ち付ける」というようなイメージでデザインしたことから「絵打」と名付けました。

そして、そんな文字盤の時計は、どうしてもカジュアルになりますので、合わせる革ベルトは、少しゴツメのバングルにすることになりました。
少し大きめの革バングルと、カラフルな時計がTシャツなどに合いそうだなと思いました。
それがもうずっと続いている、Kaidaの系譜のはじまりです。

最初に考えた時は、「自分たちが描いた絵を文字盤にするのだから、自分勝手な自己満足のデザインだし、きっと売れないだろうな・・・。じゃあ、もういっそのこと、派手派手にしてしまおう!」と思ったのもよく覚えています。

「絵打時計」から「Kaida」へ

さて、この「絵打時計」ですが、「カラフル」「楽しい」を共通点にして、色々と文字盤を増やしていきます。

「絵を思いついたら、プラス」「立体加工ができるようになったら、立体加工でプラス」等々、どんどんと入れ替わったり、種類が増えたりしていきました。

そんな頃、「手作りっぽさからの脱却」「時計の完成度を上げよう」という試みをしていました。
それで、いくつかの立体加工の絵と、立体加工の数字のKaidaのみを残し、新しい「Kaida」としてリニューアルすることになりました。

その新しい「Kaida」が出て、すぐに「Tvドラマで使用したい」というご連絡を頂いて、この「Kaida」が使用されたことで、「Kaida」=「立体数字」という印象が強くなり、「絵のKaida」は消えていくことになります。

そして、最新のリニューアルでは、「立体数字」×「カラフル」=「Kaida」となっていきました。

Rough design :時計のラフデザイン

さて、ここからは「絵打時計」ではなく、「Kaida」の話をしていきたいと思います。

時計本体ですが、実は「絵打時計」から、本体部分はあまり変わっていません。
時計本体は、絵を納める「額」となるので、あまり個性を持たせず、インパクトを出さず、しかし、「隠しテーマがある」という隠し味を入れようと思いました。

「隠しテーマ」ですが、いくら「個性を持たせない」といっても、普通の丸型などではあまりにつまらないので、何らかの面白さを加えようという意味で、下で詳しく述べますが、時計本体に、チューブを模したデザインを加えています。
そして、実は、「時計本体」「本体と取っ手をつなぐ4箇所」「リューズ周り」は同じデザインになっています。

各パーツのデザインのテーマとしては、

時計本体:
文字盤のインパクトが強いので、時計本体はその文字盤を引き立てるようなシンプルな感じが良いなと考えました。でも、あまりシンプルだと飽きてしまうので、その結果、「洞窟・トンネルの中をのぞくような」というイメージで、ちょっとチューブ型のようなイメージになっています。そのデザインは、「時計本体」「本体と取っ手をつなぐ4箇所」「リューズ周り」の4つに適用し、「気づいた時にあっ!」となるようにしてみました。

カラー:
最初は大人しかったのです。でも、段々と毒々しくなっていって、撮影のところで述べますが、一歩間違えれば・・・というような人を選ぶ冒険的なカラーリングになりました。

文字盤:
手描きで描いた数字と目盛りをそのまま金属で立体化し、少しバランスを崩すほどの凹凸を文字盤全体でつけて、あまり見たことのないような印象を出しました。
立体的な数字というのは珍しくもないデザインなのですが、「手描き」+「大きさと高さ」で、小さなまとまりからはみ出すようなインパクトを出しました。

レンズ:
ちょっとカーブしたレンズにしました。ほんの少し、レトロなイメージを出したかったためです。

革ベルト:
ちょっと太めの革ベルト。「ちょっとゴツメの革バングルをつけているようなイメージ」にしました。ボタンを本体横に配すことで、ぽってりとした可愛らしさを出しています。

ということになっています。

Design :時計のデザイン・設計

さて、デザインですが、このKaidaの最初の時計は、くるき亭でもかなり初期の方の作品だったので、あまりラフと設計の区別は大きくなく、すぐに時計としての制作が始まりました。

パーツなども「細かく計算して・・・」という感じよりは、「じゃあ、作ってみるか・・・」「入らなかったら作り直せばいい」というような感じで作っていました。
今から思うと、とても懐かしい気持ちになります。

Assembpng :時計の組み立て

さて、パーツが揃い、時計を作った時に、この時計はカラーリングでもめたのを覚えています。

元々、小さなまとまりからはみ出したようなデザインを目指していたので、「色で落ち着いてしまったら、まとまってしまう。だから、思い切って、あり得ないような色合いにするべき」という意見もあれば、「この素地だけでインパクトは充分だから、カラーは落ち着かせよう」という意見もありました。

結局、カラフル派が「とりあえず、塗らせて」ということになって、色々なカラーの時計が誕生しました。

それらの時計を前に、「これは素晴らしい」「これは毒々しすぎる・・・」「これはダサいよ!」というように判定していきますが、ここでも揉めました。
ただ、「腕につけてみないと分からない」「洋服と合わせてみないと分からない」というケースも多いことも確かです。

それに加えて、このKaidaの場合は、同じカラーでも「これはすごく好き!」という人と「これは絶対に着けたくない!」という人が両極端に分かれていて、迷った末に、「とりあえず、候補はあまり絞らずに、撮影だけはしてみよう」ということになりました。

Photo shooting :写真撮影

販売が決まったのは、写真撮影の時

kaida_photo

「ねえ、これ、本当に出すの?」という意見も出つつ、撮影に臨んだわけですが、腕につけて「おっ」となり、撮影して「これは・・・」となり、写真を見て「いいんじゃない?」となっていって、「勇気がいるけど、出してみようか」となりました。

実際の町並みで、カラフルなTシャツなどを着て、Kaidaを合わせると、とても素敵だったのです。

お客さんの反応は心配ではありましたが、「出すだけ出してみよう」ということになりました。

Release :発売

kaida ブラウン

この「Kaida」の場合、私たちよりも、お客さんの方が上といいますか、着こなしを知っているといいますか・・・、辛辣な反応を予想していたのと反して、おとなしいカラーの時計よりも、カラフルなカラーの時計の方がよく売れました。

雑誌の方も取材の時に、撮影されたい時計を選ぶ際、「Kaidaもお願いします」というように、撮影する時計のリクエストに入ったりして、時にはトップの画像になったりもして、意外な展開を見せました。

ちなみに、最初の撮影時に「このカラーリングはどうなんだろう?」と反対にあった腕時計のカラーが、今、Kaidaのトップ写真になっている(このページの一番上の写真にも使われている)腕時計のカラーです。
見る度に、その時の反対派を反省させ、賛成派を勇気づける(暴走させる)腕時計です。

Renewal :リニューアルと派生商品

Kaidaのリニューアル

kaida:時計リニューアル

「Kaida」は「Kaida」になった後も何度かリニューアルしています。

そのほとんどは品質やカラーのリニューアルで、デザインは変わっていません。
くるき亭の初期の頃の作品の中で、そのまま生き残っている時計のひとつです。

デザインした当初の粗削りなところや、はみ出すようなインパクトは、今はもう作れないかもと思ったり、あの頃は勢いがあったなと思ったり・・・、「今の自分達で、いじらない方がいいかもしれない」と、そんな想いにさせられる時計です。

Kaida miniの登場:ペアウォッチに。

kaida mini

この「Kaida」が小さくなったら、かわいいだろうな・・・と思って、作った時計が「Kaida mini」です。
これでKaidaもペアウォッチになったわけです。

できあがった時も、「これはかなり可愛いな」と思ったのですが、お兄さんの「Kaida」の方が変わらず人気があって、「あれっ?」と思っています。

あるお客さんに聞いたところ、どうも、作り手側からすると「小さい方が大変」=「値段も上がる」ことになるのですが、お客さんからすると「小さい」=「安い」という感じがあるそうで、「どうせなら、同じような値段なら、インパクトもあるし、大きい方のKaidaになってしまう」と言われました。

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