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つくりモノの街

「つくりモノの街」の時計本体

「つくりモノの街」の「時計本体」

「窓」+「街の外壁」の時計ケース
時計説明

「窓」+「街の外壁」

時計ケースは、パッと見るだけでは、街が見える「窓」のように、より詳しく見ると、「街の外壁」を模したデザインになっています。

「つくりモノの街」

文字盤は「つくりモノの街」です。
イラストのように、街には様々なものが配置されています。

街をみせるための「時計本体」

街を見るために

まるで街をのぞいているような時計にしたかったので、「文字盤は街だけに」ということを心がけました。そのため、時計本体に目盛りを配置し、文字盤には数字や目盛りなどは配置せず、街だけになるようにしました。

街の外壁を模して

時計本体に目盛りなどの役目を担ってもらうことになりましたが、「時計本体は単なる時計本体です」というのはつまらないと思ったので、街を囲む外壁のようなデザインにしました。

文字盤の奥行き

文字盤をなるべく下に配置する(奥行きを出す)ことで、少し遠くに街が見えているような感じにできたと思います。

フラットレンズ

この時計は文字盤を隅々までご覧頂けるようにフラットレンズを採用しました。


不思議な雰囲気のカラー

不思議なカラー

「マットシルバー」
×
「アンティーク加工」

なんとも表現するのが難しい不思議な雰囲気の時計ケースのカラーは、「真鍮で造形」→「シルバーにメッキ」→「マット加工」→「アンティーク加工」という工程を経て出来上がっています。

この時計にピッタリの不思議で神秘的なカラーになったと思います。

発色はある程度のところでまとまっていますが、ハンドメイドで加工したり、偶然に左右されるような工程もあるので、個体差が生じます。

色を言葉で表現してみると「少し黄味がかったシルバー」というのが近いかなと思います。


「つくりモノの街」の文字盤

「つくりモノの街」の文字盤

「つくりモノの街」

文字盤は「つくりモノの街」の景色が切り取られています。金属で造形し、立体的に仕上げました。

時計本体に目盛りの役目をもたせたので、文字盤は街だけにすることができました。

手塗り+加工の繰り返し

この文字盤の街の不思議な雰囲気のカラーは、金属で造形→ 下地メッキ→ 手塗り→ 研磨→ 手塗りと研磨の繰り返し→ 仕上げ加工という何度もの加工を経て、出来上がっています。

文字や幾何学模様が並ぶことが多い時計の文字盤ですが、このような不思議な街になっているという文字盤の時計なら、腕時計を見るたびに、また違った気持ちになっていただけるかなと思います。

「つくりモノの街」の文字盤の制作

「つくりモノの街」の文字盤は以下のような工程で制作しています。

1,ラフデザイン

文字盤のラフデザイン

ラフデザイン

最初はラフデザインです。

「こんな時計にしたいな」という理想を絵で描いていきます。

この時にはあまり実現の可能性(「時計として動くか?」「本当に作れるかどうか」)を考えず、作りたい時計を描いていきます。

2,デザイン(設計)

「つくりモノの街」の文字盤の設計

作ることを前提にしたデザイン

ラフデザインではなるべく考えなかった「本当に作れるかどうか?」「時計として動くかどうか?」というようなことを考えて、デザインをしていきます。

「ラフデザインの時に思い描いていたイメージを出すためには、このくらいの高低差が必要だけど、これだと時計が動かなくなるから、どうしようか・・・」というようなことを一つずつ解決していきます。

それらを解決しながら、「ここは何ミリ、ここは何ミリ」というように全体の設計を決めていきます。

おそらく、見た目では分からないと思うのですが、この文字盤は中央が一番高くなっており、端に行くに従って薄くなっています。文字盤の立体感を出しつつ、時計を動くようにし、さらに全体も変化がつきます。しかし、裏側は時計を動かすために中央のみが凹んでいるなど、街の景色を楽しめるよう、様々な工夫をつめこんでいます。

3,造形

文字盤の造形

この時計は・・・

時計によって異なるのですが、この「つくりモノの街」の文字盤はCADなどの3Dデータにせず、いきなり彫刻で作ることになりました。

かなり時間がかかったようで、出来上がりまでかなり時間が掛かりました。

原型を彫刻で作った後は、型を取り、造形します。

この時点では金属そのままです。

4,下地メッキ×マット加工

「つくりモノの街」の文字盤カラーリング1

シルバーに

まずはシルバーにメッキをかけます。

次に光沢を抑えるマット加工を施します。

これで下地の準備が完了です。

5,下地の塗装(手塗り+研磨)

文字盤のカラーリング

手塗り

まずは下地全体を手塗りで塗ります。

研磨

次に研磨します。
研磨しても定着している色のみ残します。

6,パーツごとに、手塗り+研磨を繰り返す

「つくりモノの街」の文字盤カラーリング2

パーツごとに手塗りと研磨を繰り返す

各パーツ(家とか木とか飛行船とか歯車とか)ごとに手塗りをし、その後、研磨をする、ということを繰り返します。

塗っても、研磨してしまうので、特に黄色などの薄い色は、あまり色が残っていないように見えるかもしれませんが、塗らないと塗るのでは出来上がりがかなり違うので塗っています。

7,仕上げ加工

文字盤の仕上げ

仕上げの加工

最後に仕上げの加工をします。

マット加工も行い、光沢を抑えめにします。

これでこの不思議な雰囲気の文字盤の完成です。

以上のような工程を経て、「つくりモノの街」の文字盤は出来上がっています。
全体を塗る、パーツをはっきりした色にする・・・等々、いろいろと試したのですが、この「塗っては研磨する」という色の雰囲気がこの時計のデザインには一番ピッタリだと思いました。


「風車」のような時計の針

「風車」のような時計の針

時計の針

「つくりモノの街」の時計の針は、まるで街の中心にある風車のようなデザインの針を合わせました。

蓄光部分がついています。
明るいところで光を蓄え、暗闇でぼんやり光りますが、ちょっと面積が小さいので大きな効果は期待しないでください。


「裏蓋」

裏蓋

裏蓋は消墨色に

裏蓋は塗装で消墨色に仕上げています。

金具にはシート張り

ベルトのところに黒く見えるのは、金具のコーティングシートです。
サビ防止のためですが、気に入らない方はすぐにはがせますので、剥がしてください。


時計の組み立て

ここまでで時計本体のパーツが揃ったことになります。
ここから、時計を組み立てていきます。

時計ごとに組み立てに気をつかうところ、気をつけなければいけないところもあるのですが、大体、以下のような共通の工程を経て、時計の組み立てを行います。

時計の組み立て(各時計共通項目)を見る

レンズ取り付け

レンズ取り付け

時計本体にレンズを取り付けます。
レンズのカーブ具合や本体の形状などによって、付け方やコツ、注意点が色々。原則的に一回でつけないとダメな作業です。時計ごとに、塗装ごとに、付け方・工程数・手順が変わります。時計本体も微妙にひとつずつ異なるので、調整して作業します。

文字盤の組立・仕上げ

文字盤の組立

文字盤を組立用に組み立てたり、仕上げをしたりします。素材により、デザインにより、時計により異なり、時計本体の微妙な形状の違いも調整して、文字盤を組み立てます。

ムーブメントの準備

ムーブ準備

ムーブメントの準備をします。
時計ごとに使うムーブメントが異なります。

文字盤にセット

文字盤セット

準備をしたムーブメントを文字盤にセットします。

針乗せ

針のせ

時計の針を乗せます。
時計に命を吹き込む作業です。

湿気取り

湿気取り

組み立てをする部屋全体の湿気の管理をしていますが、ここで一度、さらに湿気の少ないところに入れて湿気をとります。季節や湿度、時計によってこの工程の時間は変わります。

時計の組み立て

組立

時計本体に文字盤を組み込んで、内部の部品をすべて入れます。裏蓋はまだ閉じません。

水回り等の処理

水回り処理

リューズの外と中などにプラスの防水のための処置をしたり、今までの制作の中で培った仕上げをします。

湿気取り

湿気取り

組み立てをする部屋全体の湿気の管理をしていますが、また、ここで再度、さらに湿気の少ないところに入れて湿気をとります。

裏蓋を閉じる

裏蓋とじ

裏蓋を閉じます。裏蓋にも水回りの処理を行います。

時計本体完成!

ここまで来たら、時計の本体が完成です。

テスト

テスト

各種のテストを行います。無事に合格したら、時計本体の準備は完了です。


注文が入ったら

以上で、時計本体の制作は終了です。
原型の製作(メッキ加工)までは、事前に行っておくことが多いですが、その後の制作は、ご注文を受けてから行うことが多いです。
つまり、注文をいただいたら、毎回、注文ごとに、このような工程を行って、制作をしています。
ということで、ここまでで時計本体が完成しました。
次はベルトの制作に入っていくことになります。

「つくりモノの街」の本革ベルトについて詳しく見る >